分電盤とは…
電気を安全に使用するために必要な漏電遮断器 (漏電ブレーカー) や配線用遮断器 (安全ブレーカー) を一つにまとめた箱のこと。
ビルの各階や各テナント内、個別住宅内に設置され、コンセントや照明器具などの電灯設備への電源の供給、回路の分岐や電路の保護を行なう。
キュービクルとは…
高圧受電用機器を、金属製の箱(キュービクル)内に、コンパクトに納めた受電設備のこと。
ビル、集合住宅、工場などの建物において、送電線より高圧で受電した電力を変圧器により低圧に下げ、各種の電気設備系統へ配電する装置。
監視、計測、制御、記録などの機能のよって集中的に管理できるようにしたもの。
キャビネット・ボックスとは…
配電機器、制御機器、通信機器を収納すること目的とし、屋内や屋外において、外部の環境から内部機器を保護するとともに、内部機器への直接接触に対する保護を行なうもの。
キャビネットの種類は、材質・設置場所・設置方式・形状などによって分かれている。
まずはお客様のご依頼内容に沿った形で設計を行い、承認図面を作成します。
製作受注後は承認図面を基に、基本仕様を生かしながら、細部の確認、必要なら修正を掛け、製作指示書としての製作図面を作成します。
図面の種類としては、主要機器一覧表、外形図、結線図、配置図を作成します。
パネルの鉄板、ダクト、レール、銅バー等を機器の取り付けができるように加工、前組立をします。
パネルに指定の機器を取り付けていきます。
ミリ単位の誤差で製品の仕上がりが大きく変わるために慎重に取り付けていきます。
生産設計からの製造図面より、電線の測長を判断し、切断・皮剥、両端圧着を行います。
安全面を考慮した上で、規格に合った配線を施していきます。
パネルに取り付けられた機器を圧着加工済みの電線で配線ルートに這わせ(線出し)、端末を器具に取り付け(結線)します。
線の取り回しは見映えにも大きく影響する為、丁寧な作業が要求されます。
出来上がった製品が設計・仕様通りに組み上がっているか各種検査を行います。
<外観構造検査> 構造、寸法、塗装、機器の定格、配線方式を調べます。
<締め付け検査> 充電部のビスの締め付けを、トルクレンチにて適正トルクで締め付けされているか確認します。
<耐電圧検査> 絶縁抵抗測定後に規定電圧を検査箇所に印加し、絶縁破裂しないことを確認します。
<シーケンス検査> 設計図面に合わせて構成され、機器類に接続の誤りがないか、正常に動作するか調べます。